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MOXY Honmachi (モクシ―本町)プロジェクトについて

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MOXY Honmachi (モクシ―本町)プロジェクトについて

本プロジェクトのローカライジングにおける差別化のテーマは、ImpressiveでImpactのある「大阪ミナミ」らしさ
MOXY HOTELの根底にある差別化はそれぞれの土地の雰囲気を感じられる「特色」にあり、ここに私がホスピタリティや商業計画で大切にしている「ゲスト体験」と重なった。
私がローカライジングにおいて特に大切にしていることは、単に海外マニュアルの実行ではない。ここに訪れるゲストが期待している「らしさ」の提供であり、求める時間の過ごし方に対する「場づくり」である。
ホテルの検索サイトなどの便利なツールの発展で気軽に価格からホテルを比較検討できるようになった反面、忙しい日常に埋もれているとつい本来の目的を見失いつつホテルを選びそうになるかもしれないが、私は本来ホテルを利用するゲストにはその都度異なる目的が色々あると考えている。単にビジネスや観光といった2つの切り口だけではなく、そこで誰とどんな時間を過ごしたいかといった心に耳を傾けることでおのずとホテルに求める雰囲気やデザイン、そして場のあり方に違いがあるはずである。
大阪はよく「キタ」と「ミナミ」という呼び方をされている。大阪という大きなくくりの中には、当然よく見ると雰囲気やデザインの趣向、そしてそこに訪問するゲストの持つイメージにも違いが見受けられるはずだ。
例えば交通の中心地でもある梅田周辺の「キタ」は「洗練された都会」のイメージがあるのに対し、「ミナミ」は江戸時代の船場町人たちの社交場として栄えた歴史からも「町人たちの繁華街」というイメージがある。
このMOXY HOTELは本町にあり、立地的なことから言えば「ミナミ」の雰囲気や賑わいを感じられる場所に位置する。そんな背景から「ミナミ」の熱を感じらる場づくりを考えていった。
当初本国のマリオット側から求められたデザインのキーワードはミレニアル世代が楽しめる「playful」と「exciting」なホテルであった。これを私なりに咀嚼し、オーナー側が求めるターゲット層へ訴求できる大阪へのローカライジングという大きな課題を考慮した末に考えたのが、今回のホテルのような「派手で」「イカした」「楽しく」「ワクワクする」という大阪ミナミとMOXY HOTELの持つブランドイメージとの融合であった。
このホテルの特徴は1F全体を占める2層吹き抜けの大きなパブリックスペースにある。そこはミレニアル世代に対し新たなコミュニティづくりの場としてメッセージを伝えるものである。
大阪のストリートアーティストたちともコラボし、インテリアの壁自体に融合させた「GRAFFITI」や「ポップ」で「大胆な」アートが「ワクワク」した空間として印象付ける。
各エリアごとにテーマを作り、その時ごとのゲストの心理に迫るストーリーがインテリアを彩る。
沢山のインスタ映えするシーンを見つる楽しみと、目的に合わせた居心地の良さの発見をしてもらいたい。

※MOXY大阪本町の実績紹介ページはコチラ